
スターバックスを知る ─ 名前の由来から世界展開まで、スタバの基本情報まとめ
スタバに通い始めて何年も経つのに、「なぜスターバックスという名前なの?」と聞かれて答えられなかったことはありませんか。
この記事では、スタバの名前の由来、ロゴの意味、サイズ名のルーツ、店舗の種類まで──スタバ好きなら知っておきたい基本情報を1記事にまとめました。
名前の由来 ─ 白鯨の一等航海士「スターバック」
スターバックス(Starbucks)の名前は、ハーマン・メルヴィルの小説**『白鯨(Moby-Dick)』に登場する一等航海士スターバック(Starbuck)**に由来します。
3人の創業者のひとり、ジェリー・ボールドウィンが文学好きだったことがきっかけ。「Starbuck」にシアトルの港町の雰囲気を重ね、語尾にsをつけて「Starbucks」としました。
コーヒーと海──一見つながりがなさそうですが、コーヒー豆は船で運ばれてくるもの。港町シアトルと海の物語は、実はとても相性がいいのです。
ロゴの人魚 ─ ギリシャ神話の「サイレン」
スターバックスのロゴに描かれている長髪の人物は、ギリシャ神話に登場する海の精**サイレン(Siren)**です。美しい歌声で船乗りを魅了したとされる伝説の存在で、「コーヒーの香りで世界中のお客さまを魅了する」という願いが込められています。
ロゴは創業以来何度かリニューアルされてきましたが、サイレンのモチーフは一貫して使われ続けています。
| 年代 | ロゴの特徴 |
|---|---|
| 1971年 | 茶色、サイレンの全身像、「Starbucks Coffee, Tea and Spices」 |
| 1987年 | 緑色に変更、デザインを簡略化、「Starbucks Coffee」 |
| 1992年 | さらに簡略化。サイレンのアップ |
| 2011年〜 | 文字を外し、サイレンのみのシンプルなデザインに |
歴史年表 ─ シアトルの1号店から世界へ
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1971年 | シアトル・パイクプレイスマーケットに1号店オープン。コーヒー豆と器具の販売店として創業 |
| 1982年 | ハワード・シュルツが小売・マーケティング部門の責任者として入社 |
| 1983年 | シュルツがイタリア・ミラノを訪問。エスプレッソバー文化に感銘を受ける |
| 1987年 | シュルツが投資家とともにスターバックスを買収。エスプレッソバーへの転換を進める |
| 1992年 | ナスダック上場 |
| 1995年 | フラペチーノ誕生。「frappé」と「cappuccino」を組み合わせた造語 |
| 1996年 | 日本上陸。銀座松屋通り店がオープン(北米以外初の海外店舗) |
| 2014年 | STARBUCKS RESERVE ROASTERY 1号店がシアトルにオープン |
| 2019年 | STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO が中目黒にオープン |
日本上陸 ─ 1996年8月2日、銀座松屋通り
スターバックスの海外展開第1号は、1996年にオープンした東京・銀座松屋通り店です。北米以外では世界初の店舗でした。
オープン当日、当時CEOのハワード・シュルツが来日。角を曲がっても続く行列の長さに驚いたというエピソードが残っています。最初の注文は「ダブル トール ラテ」だったそうです。
現在、日本国内の店舗数は約2,100店舗(2026年3月時点)。47都道府県すべてに出店しています。
世界のスターバックス
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 展開国数 | 約87カ国 |
| 世界総店舗数 | 約40,000店舗(2024年時点) |
| 1位 アメリカ | 約16,300店舗 |
| 2位 中国 | 約7,000店舗 |
| 3位 日本 | 約2,100店舗 |
日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の店舗数を誇ります。
サイズの呼び方 ─ イタリア語が由来
スタバのサイズ名は独特で、初めての人は戸惑いがちです。
| スタバのサイズ | 容量 | 由来 |
|---|---|---|
| Short(ショート) | 240ml | 英語で「短い」 |
| Tall(トール) | 350ml | 英語で「背が高い」 |
| Grande(グランデ) | 470ml | イタリア語で「大きい」 |
| Venti(ベンティ) | 590ml | イタリア語で「20」(20オンス) |
ハワード・シュルツがイタリアのエスプレッソ文化に影響を受けたことから、大きいサイズにイタリア語が使われています。ちなみにベンティの「20」は20オンス(約590ml)を指しています。
メニューには出ていませんが、ShortよりさらにMサイズが小さい場合は店員さんに相談してみてください。
店舗の種類を整理する
「スタバ」と一口に言っても、実はいくつかのタイプがあります。
通常店舗(約2,000店舗)
もっとも一般的なスタバ。定番メニューが楽しめます。路面店、商業施設内、駅構内など立地はさまざま。
リザーブ対応店舗(63店舗)
通常メニューに加え、世界各地の希少なコーヒー豆を特別な抽出方法で楽しめる店舗。見分け方は、店内に「★R」マークがあるかどうか。全国63店舗の一覧や蔦屋書店コラボ店の魅力は、リザーブ店舗63店 完全ガイドで詳しく紹介しています。
リザーブカフェ / リザーブストア
リザーブ専門のプレミアム店舗。内装や空間設計が通常店舗とは別物です。
ロースタリー(日本に1店舗)
STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO(中目黒)。焙煎工場を併設した体験型の大型店舗。世界に6カ所しかなく、東京はそのひとつです。
ドライブスルー(約560店舗)
車に乗ったまま注文・受け取りができる店舗。郊外のロードサイドに多く、全体の約27%を占めます。
スタバ好きのためのトリビア
最後に、知っているとちょっと楽しいトリビアをいくつか。
- フラペチーノは造語: 「frappé(フラッペ)」と「cappuccino(カプチーノ)」を組み合わせた、スターバックスの登録商標
- 全都道府県に出店: 2015年に鳥取県にオープンし、47都道府県すべてに展開完了
- 日本で最も孤立したスタバ: 石垣空港店。最寄りの別のスタバまで約395km
- 日本で最も密集したエリア: 東京駅周辺。半径1km以内に36店舗
- WiFi対応率95.9%: 2,104店舗中2,018店舗がWiFi対応
スタバに行くたびに、ふとこんな豆知識を思い出してみてください。いつもの一杯が、少しだけ味わい深くなるかもしれません。スタバで過ごす時間をもっと快適にしたい方は、Wi-Fi・電源・マナーをまとめた過ごし方ガイドもぜひ読んでみてください。
※ 店舗数・数字は2026年3月時点のデータです。世界の店舗数はスターバックス社の公開情報に基づきます。


