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【スタバ探訪】京都円山公園 菊の渓店 ─ 名勝公園初出店の「珈琲茶屋」
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【スタバ探訪】京都円山公園 菊の渓店 ─ 名勝公園初出店の「珈琲茶屋」

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京都・円山公園の一角に、全国の名勝公園初出店となる「珈琲茶屋」コンセプトのスターバックス、菊の渓店が2026年3月30日にオープンしました。オープンから約1週間後の平日朝、混雑が落ち着いた時間帯に訪問してきたので、店内の様子をレポートします。

入口。藤棚の下を通ってのれんをくぐる。日本家屋の佇まいがそのまま生かされている

この記事のポイント

  • 日本家屋をリノベした2フロア構成。1階は藤棚が見える「御座の席」、地下は茶室風の落ち着いた空間
  • 電源席は見当たらず。PC作業より「お茶を飲みにいく場所」としての使い方が合う
  • 携帯電波はau・docomoともに弱いため、作業目的の来店には不向き

円山公園の中に佇む日本家屋

京都・東山の円山公園は桜の名所として知られ、春は園内の「祇園しだれ桜」を目当てに多くの人が訪れます。その公園の一角、既存の日本家屋を活かしてオープンしたのが菊の渓店です。プレスリリースでは、全国の名勝公園への初出店と案内されています。

外観。藤棚のテラスと日本家屋が自然に溶け込む

建物はもともとあった施設をリノベーションしたもので、瓦屋根と木の柱、格子戸といった意匠がそのまま残されています。藤棚の下を抜けると店舗入口にたどり着く構成で、公園の中を散策している延長でそのまま入っていけるような雰囲気です。

訪問したのは2026年4月9日(木)朝9時頃。平日のオープン直後ということもあり、店内の混雑は体感で50%程度。席を選んで座れるくらいの余裕がありました。

店舗情報

項目詳細
店舗名スターバックス コーヒー 京都円山公園 菊の渓店
所在地京都府京都市東山区円山町
営業時間8:00〜22:00(桜期間中は延長あり)
座席数80席(公式・2フロア合計)
面積393㎡
最寄駅京阪本線 祇園四条駅、阪急京都本線 京都河原町駅から徒歩圏内
京都円山公園 菊の渓店の所在地(円山公園内)

アートディレクションは現代アーティストのミヤケマイ氏が手がけており、店内のいたるところに「京都の珈琲茶屋」というコンセプトを感じさせるモチーフが散りばめられています。

1階 ─ 藤棚が見える「御座の席」

入口を入ると、左手にレジカウンター、右手に商品受け取りカウンターが配置されています。訪問時はちょうどレジが混み合っていたので、モバイルオーダーで注文しました。

1階のレジカウンター付近。天井の銅板風の加工が印象的

1階の座席エリアで特徴的なのは、畳敷きの小上がり「御座の席」です。靴を脱いで座るスタイルで、障子の奥には藤棚が見えます。

畳の「御座の席」。小さなちゃぶ台が置かれ、窓の外には藤棚が広がる

窓際には障子越しに緑が差し込み、静かで落ち着いた空気が流れています。

窓の外には藤棚。木々の緑が見え、公園の中にいることを実感する

畳の席とは別に、窓に向かったベンチ席もあります。公園を眺めながらコーヒーを飲むのにちょうどよい向きです。

藤棚に面したベンチ席。座るとそのまま外の景色が視界いっぱいに広がる

受け取りカウンター付近の壁には、スターバックスロゴを使った団扇のオブジェが飾られています。「喝茶去」「Asante」「Obrigado」「スターバックス」「謝謝」など、多言語の挨拶やフレーズが団扇に描かれており、京都らしさと観光地らしさを同時に表現しているところが印象的でした。

スタバロゴを使った多言語の団扇オブジェ。「喝茶去」の文字も見える

B1 ─ 茶室風の落ち着いた地下空間

店内奥の階段を下りると、地下にもう一つの座席エリアがあります。階段の壁にはコーヒーの麻袋をそのままアートとして貼り、上から縁起物のカットアウトを重ねた独特のディスプレイが続きます。

階段を下りる途中の壁。コーヒーの麻袋をそのまま使った意匠

地下フロアは天井がやや低めで、照明も抑えめ。1階の明るさとは対照的に、茶室のような静けさがあります。

床の間を思わせるスペースには、障子のようなパネルの前に一枚板のベンチが置かれ、一輪挿しが配されていました。ちょっとした待合のような、あるいは茶室の前室のような雰囲気です。

地下の一輪挿しがあるベンチ。障子風のパネルがほのかに光る

少し奥に進むと、長い一枚板のテーブル席があります。向かい合うのではなく隣に並んで座る構成で、壁にはモダンなアート作品が飾られています。

地下のコミュナルテーブル。壁のアートと一緒に座ると一枚の絵のような構図になる

さらに奥の通路には、コーヒーの麻袋を背景に、日本の絵札風の小さな装飾が施された壁面が続きます。コーヒー生産国の袋がそのまま内装の一部になっているのがユニークです。

コーヒー麻袋を使った壁のアート。生産国のロゴがそのまま意匠として使われている

店内のもう一つの見どころが、鉄製と思しき切り絵風の立体アート。雲と波、木々と小さな人物、鳥やオリーブなど、さまざまなモチーフが壁面から浮かび上がるように配されていて、スポットライトに照らされた影がもう一枚の作品のように映ります。地下に限らず、店内の数箇所に点在していて、歩きながら一つずつ見つけていくのも楽しみ方の一つです。

鉄製と思しき切り絵風の立体アート。星に止まる鳥が壁面から浮かび上がる

訪問時に気になったこと

電源席は見当たらず

店内をざっと見た範囲では、電源コンセントのある席は確認できませんでした。カフェで長時間のPC作業をしたい場合は、スタバの電源・Wi-Fi事情ガイドにあるような電源設備重視の店舗を選ぶのがよさそうです。

菊の渓店はどちらかというと「作業するための場所」ではなく、「公園を歩いた途中でお茶を一杯」というタイプの使い方が合う店舗です。

携帯電波が弱い

訪問時、au と docomo のどちらでも電波の入りが悪く、データ通信が不安定でした。公園の中で、かつ建物の特性もあってか、地下に降りるとさらに届きづらくなります。

仕事の連絡を待っているような場合は少し注意が必要です。Wi-Fi(Starbucks Wi-Fi)は店内で提供されているので、そちらを頼ることになります。

「招き猫土鈴キク」は売り切れ

このお店の限定グッズとしてプレスリリースで紹介されていた「招き猫土鈴キク」(¥2,700)は、訪問時点で売り切れとの掲示が出ていました。

福玉カプセルと縁起物チャームのディスプレイ。ピンクのカプセルの前に各種チャームが並ぶ

オープンから1週間強という時期もあり、観光客の手に渡りやすい商品だったのだと思います。グッズ目当ての場合は再入荷のタイミングを公式サイトなどで確認してから訪れるのが良さそうです。

座席まとめ

エリア特徴電源向いている過ごし方
1F 御座の席(畳)障子と藤棚の景色、靴を脱ぐなしお茶を飲みながらの会話、和の雰囲気を楽しむ
1F 窓際ベンチ藤棚に面した横向き席なし一人でゆっくりコーヒー、景色を眺める
1F テーブル席レジカウンター周辺の通常席なし散策の休憩、短時間滞在
B1 一枚板ベンチ障子風パネル前の待合風なし読書、静かな時間
B1 コミュナルテーブル壁のアートと並ぶ長テーブルなし少人数での打ち合わせ、一人作業(短時間)

こんな過ごし方におすすめ

  • 円山公園の散策の休憩: 祇園しだれ桜を見た後や、八坂神社のお参りの後に立ち寄るのがちょうどいい立地
  • 京都の和の空間をゆっくり味わう: 畳の御座席でコーヒー片手に、外の藤棚や緑を眺める
  • アートを楽しみながらの一杯: ミヤケマイ氏のディレクションによる壁面アートや切り絵、麻袋の意匠など、歩き回るだけで見どころが多い
  • 早朝の静かな京都: 8時オープンなので、観光客で混む前の時間に訪れると落ち着いた空気を味わえる

逆に、電源コンセントや安定した電波が必要な作業向けの滞在には向きません。そのあたりは過ごし方完全ガイドで紹介している他のタイプの店舗を選ぶのがよいと思います。

アクセス

手段詳細
京阪本線祇園四条駅から徒歩約10分
阪急京都本線京都河原町駅から徒歩約15分
市バス「祇園」バス停から徒歩約5分

八坂神社の境内を抜けて円山公園に入るルートが分かりやすく、観光の動線にも自然に組み込めます。京都エリアのスタバは他にも魅力的な店舗が多いので、京都観光の計画を立てるときに合わせてチェックしてみてください。

まとめ

京都円山公園 菊の渓店は、「コーヒーを飲みに行く」というより「京都の名勝の中でひと息つく体験」に寄った店舗でした。畳の御座の席、茶室風の地下空間、麻袋と切り絵のアート、そしてミヤケマイ氏らしい和洋折衷のディレクション。どれも立地と空間の物語を丁寧に組み立てているのが印象的です。

電源や電波の観点では作業向きではありませんが、観光の合間に立ち寄って、円山公園の緑を眺めながらゆっくりコーヒーを飲む、というスタバ本来の過ごし方に戻らせてくれるような店舗です。桜のシーズンは22時まで営業延長されるとのことなので、夜桜とセットで訪れるのも良さそうだと思いました。

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Kenichi × hop

スタバ好きのエンジニア・デザイナー。相棒の hop と一緒に記事を書いています。

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