
台湾 STARBUCKS RESERVE DREAM PLAZA TAIPEI 探訪 ─ アジア最大のリザーブ旗艦店
天井から床まで届きそうな色とりどりの織物オブジェ、印象派の風景画を映した壁面、段差で組まれた席のテラス──台北の信義区、台北101 のすぐそばにオープンした STARBUCKS RESERVE DREAM PLAZA TAIPEI は、足を踏み入れた瞬間に「いつものスタバ」の前提が外れる場所です。
ここは飲みに行くスタバではなく、メニューもグッズも空間も "ここだけ" を体験しに行くスタバ。約2,000㎡のアジア最大規模、Mixology Bar からシェフ監修のコース料理まで揃う、リザーブの新しい旗艦店です。
この記事のポイント
- 2025年7月にオープンしたアジア最大の STARBUCKS RESERVE。Dream Plaza 6F、約2,000㎡規模のリザーブ旗艦店
- 飲み物・食事・お酒・グッズすべてが店舗限定。クマ型ガラスTOGO杯(NT$980)や TPE City Collection、Espresso Martini Flight などここでしか得られない体験が並ぶ
- 旅行中のひと休みではなく "ここに来るために台北の予定を作る" タイプの目的地スタバ
アジア最大級のリザーブ旗艦店
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗名 | STARBUCKS RESERVE DREAM PLAZA TAIPEI(星巴克典藏 DREAM PLAZA 門市) |
| オープン | 2025年7月25日 |
| 所在地 | 台北市信義区松高路11号 Dream Plaza 6F(台北101 のほど近く) |
| 面積 | 約2,000㎡(Taiwan 最大、Asia Pacific 最大のスタバ Greener Store) |
| 営業時間 | 月〜木 9:00-21:30 / 金・土・祝前日 9:00-22:00(一部カウンターのみ24時間営業、現地公示で変動あり) |
| Wi-Fi | あり(Starbucks Wi-Fi) |
| 電話 | 0800-000-482 |
リザーブ業態は、コロナ以降に新規ロースタリーの展開が止まり、世界的にも縮小トーンが続いていました。そこに登場したのが、この台北 Dream Plaza の旗艦店です。アジアパシフィックで「リザーブ」が新規でこの規模で開かれること自体が、コーヒー好きにとっては久々のニュースでした。
Dream Plaza 自体は2025年7月25日にグランドオープンした台北の新しい商業施設で、スタバは Dream Plaza 6F の大部分を占める形で入っています(英語のニュースでは "6F-7F" と紹介されることもあり、Siren's Lounge 等の関連エリアまで含めた表記と思われます)。同じフロアには併設の本屋があり、トイレも本屋側を共用する構造。"百貨店の1フロアぜんぶがスタバ" という規模感です。
営業時間は公式ストアページの掲示で、月〜木が 9:00-21:30、金・土・祝前日が 9:00-22:00。それとは別に「部分吧檯24hrs營業(一部カウンターのみ24時間営業)」とも書かれていて、Mixology Bar など限定的なカウンターは時間外でも稼働しているようです。とはいえ運営側で「現地公示や状況に応じて変動」と明記されているので、深夜利用前提なら現地のサインや店舗 SNS で確認するのが確実です。

オーダーカウンター越しに見える店内。ロープのスタンションで動線が整理され、頭上の織物オブジェが空間に色を落とす。
ギャラリーのような空間
足を踏み入れて最初に視線を持っていかれるのは、天井から滝のように垂れる色とりどりの織物オブジェです。インドネシアの伝統織物 ikat を思わせるカラーの帯が何メートルにもわたって連なっていて、店内のどこに座っても視界の上に色が流れる。ふつう「席に着いて天井を仰ぐ」体験はスタバではあまり起きないのですが、ここではそれが自然に起きました。

ソファ席のエリア。頭上の織物オブジェがフロア全体に被さるように伸びる。
席のエリアは段差を活かしたテラス状の構成になっていて、低めのベンチ席、テーブル席、ソファ席、Mixology Bar のカウンター席と性格の違う席が同じフロアに混ざります。壁面には印象派風の大きなランドスケープが描かれていて、店内というよりギャラリーのカフェに近い空気感。電源コンセントの所在は席によってまちまちで、長時間作業に最適化された店ではないですが、滞在そのものを楽しむ場所としては十分すぎるしつらえでした。

段差を活かしたテラス席と壁面のミューラル。STARBUCKS のロゴと Reserve の "R" マークが点描調の壁に重ねられている。
体験するメニュー ─ コーヒーフロート、Mixology、シェフ監修コース
メニュー構成も、いわゆる "スタバの定番" の延長ではありません。
コーヒーフロートは店舗限定で、深煎りのアイスコーヒーにバニラのアイスクリームを浮かべた一杯。グラスの底に DREAM PLAZA TAIPEI のコースターが添えられて出てきます。シンプルな組み合わせなのですが、苦味と冷たさの輪郭の中にミルク脂のまろやかさが落ちるバランスは、店頭フラペチーノでは出ない味の重なりでした。

Reserve Dream Plaza Taipei 店舗限定のコーヒーフロート。コースターまでこの店舗のロゴが入る。
そしてお酒メニューがあるのもこの店の特徴です。Mixology Bar では、エスプレッソをベースにしたコーヒーカクテル(Espresso Martini Flight、Brandy Espresso Bliss など)と、ノンアルのモクテイルが用意されています。バー席に座ってバーテンダーがテーブルサイドで作り上げるドリンクをじっくり眺める、というのが本来の楽しみ方のようです。アルコールの提供時間など細かいルールは現地で店舗に確認するのが確実です(公式ストアページには「部分吧檯24hrs營業」と書かれていて、Mixology Bar 含む一部カウンターは時間外でも開いている可能性があります)。

中央のサーブカウンター。サイフォンやエスプレッソなど Reserve のコーヒー設備が並び、Mixology Bar も同じフロアに併設される構成。
予約制の「Siren's Lounge」は、シンガポール出身のシェフ André Chiang が監修するテイスティングメニューを楽しめる、Asia Pacific 初の試みです。コーヒー・お茶・カクテルとフード(スイーツ・サヴォリー)を組み合わせたコースで、フード単体ではなく一連の体験として組まれているのが特徴。スタバの中で "予約してコース料理を食べる" という発想自体が新しい部類です。
フードも品数が多く、軽食レベルではないガッツリ系も揃います。トリュフフライ・ニューオリンズ風フライ(NT$240)、白トリュフ風味のポテトグラタンタルト(NT$120)、Super-bal のパスタ(NT$760)など、夕食に組み込めるラインアップです。

"ガッツリ系" のフード。NT$760 のパスタは日本のスタバではまず見ない価格帯。
軽めのペストリー類も品揃えが多く、Bacon Quiche(NT$220)、Cheese Stick(NT$95)、Choco Bicolor Croissant(NT$80)などが並びます。コーヒーやカクテルに合わせる用途で揃えられた構成で、午後のひと休みからお酒の前菜まで時間帯を選びにくい。

ペストリーケース。Choco Bicolor Croissant(NT$80)の値札には "產地:台灣" の表記もある。
ここでしか買えないグッズ
物販エリアもこの店の見どころです。台湾内の他店舗、ましてや日本では手に入らない店舗限定品が複数並びます。
筆者訪問時の目玉は、透明クマ型ガラス TOGO 冷水杯(NT$980、母の日タイミングの限定アイテム)。透明な熊型ボトルにスタバのサイレンロゴが入り、緑のシリコン製ニット帽風キャップと縞模様のストローが差さるという、おもちゃのような外観のタンブラーです。注ぐ飲み物の色で表情が変わるのが楽しい。

クマ型ガラスTOGO杯。透明ボディに STARBUCKS のロゴとサイレンが入り、緑のニット帽風シリコンキャップで遊び心を足す。
もうひとつ要チェックなのが「典藏 TPE 收藏系列(Starbucks Reserve Taipei City Collection)」。台北の都市コード "TPE" と Reserve の「R」マークを組み合わせたマグ、タンブラー、コースターのシリーズで、座標表示(25°N, 121°E)が入った旅情のあるデザイン。Reserve の City Mug 系を集めている人にとっては必修科目の一品でしょう。

Starbucks Reserve Taipei City Collection。"TPE" の都市コードに座標 25°N, 121°E が添えられたマグやコースターが並ぶ。
このほかにも、Reserve ロゴ入りのメッシュトート(透け感のあるストライプ)、ベアリスタの大型立像、装飾用の伝統モチーフ皿など、見ているだけで時間が溶けます。
どんな過ごし方が合うか
約2,000㎡・本屋併設・お酒あり、という条件が重なっているので、過ごし方の幅が広いのがこの店の特徴です。台北滞在の予定と組み合わせるなら、こんなパターンが想像しやすいでしょうか。
| シーン | おすすめの使い方 |
|---|---|
| 朝のひと休み | 9時オープン直後の人が少ない時間帯。コーヒーフロート+ペストリーで一息 |
| 日中の観光の合間 | 信義区の散策・台北101 の展望台帰りに。物販エリアでお土産選び |
| 夕方〜夜 | Mixology Bar でコーヒーカクテルを1杯。台北の夜の時間にここを組み込むのは贅沢な使い方 |
| 閉店間際・深夜帯 | 通常営業は 21:30 または 22:00 まで。それ以降は一部カウンターのみの稼働なので、メニュー全体は楽しみにくい。深夜利用なら事前に現地で確認 |
| 計画的に | Siren's Lounge を予約して、コース体験のために台北の旅程をひとつ作る |
平日の14時ごろに訪問した際は、休日・夜よりは混雑がゆるく、席を選ぶ余裕がありました。グッズエリアの新商品をじっくり見たい場合や、写真を落ち着いて撮りたい場合は、平日の日中が無難そうです。
訪れる前に知っておくと安心なこと
- 場所: 台北市信義区松高路11号 Dream Plaza 6F。台北MRT 信義安和駅・市政府駅から徒歩圏で、台北101 のすぐそば
- 営業時間: 月〜木 9:00-21:30、金・土・祝前日 9:00-22:00。一部カウンター(Mixology Bar 等)のみ24時間営業の表示はあるが、運営側で「状況に応じて変動」とされているので、深夜利用前提なら事前に現地サインや店舗 SNS で確認するのが安全
- 言語: 注文は中国語と英語が中心。簡単な英語で十分通じる印象
- 写真: 店内撮影は基本OKだが、他のお客さんが写り込まないよう配慮を
- Wi-Fi・電源: Starbucks Wi-Fi あり。電源は席によってまちまち。長時間作業を前提にした店づくりではないので、滞在型作業を狙うならカウンター席や Mixology Bar を避け、テーブル席を選ぶ
- 混雑: 開業から1年弱経過して話題のピークは越えているが、休日や夜は人が多い。グッズや写真目当てなら平日日中が狙いやすい
- 隣接エリア: 訪問時には Dream Plaza 全体で Harry Potter 関連の催事が走っていて、スタバの隣にも巨大なバナーが並んでいました。Dream Plaza の催事は時期によって入れ替わるので、その時々のフロア全体の雰囲気は変わります

"TAIPEI" のサインを背にした席のコーナー。色とりどりのチェアとソファ席が並ぶ。
まとめ
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 立地 | 台北市信義区松高路11号 Dream Plaza 6F(台北101 近く) |
| 規模 | 約2,000㎡、Taiwan 最大、Asia Pacific 最大の Greener Store |
| 営業時間 | 月〜木 9:00-21:30 / 金・土・祝前日 9:00-22:00(一部カウンターのみ24時間) |
| 主な体験 | Reserve Bar、Mixology Bar、Teavana Bar、Siren's Lounge(予約制・シェフ André Chiang 監修)、Sensory Room、Coffee Experience Room |
| 価格帯 | コーヒー NT$120ー、フード NT$80ーNT$760、グッズ NT$980(クマ型 TOGO 杯) |
| 向いている人 | 海外限定グッズや特別メニューを目当てに行ける旅行者、Reserve シリーズのコレクター、台北の夜時間を充実させたい人 |
「コーヒーを飲むためにスタバに行く」を一度離れて、メニューもグッズも空間も "この店舗の体験" として連結しているのがこの旗艦店の面白さです。台北101 周辺で時間が空いたとき、夜行便の前後、信義区の観光ついで──台北の予定に "スタバの予定" を入れる価値がある場所として、覚えておくとちょうどよさそうです。
リザーブ業態そのものをもう少し押さえたい方は「リザーブ店舗65店 完全ガイド」を、Reserve Roastery Tokyo との比較が気になる方は「スタバでの過ごし方 完全ガイド」もあわせてどうぞ。
※この記事の情報は 2026年5月14日時点 で、現地訪問は 2026年5月の平日昼。営業時間・価格などは変更されることがあるので、深夜利用や Siren's Lounge 予約など重要な判断は公式ストアページや現地サインで再確認してください。








